ターナー症候群|女性にだけあらわれるこの病気の症状と対処方法は?

子供の身長がなかなか伸びない、いわゆる「低身長」の場合、多くは親からの遺伝的素因であったり、「栄養」「睡眠」「運動」という三大要素に不足があるなど生活環境による要因だったりしますが、稀に病気が原因となっていることがあります。

 

この病気(疾患)についても、さらに先天的なものと後天的なものとに分かれるわけですが、もしも身長が思うように伸びない理由がこうした疾患にあった場合、いくら効果的な運動を試みても、またいくら高額なサプリメントで栄養補給をしてみても、全く効果が得られない・・・という事態に陥ってしまいます。

 

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故に、今回は低身長の原因となる疾患のうち先天的なものに着目し、その一つである「ターナー症候群」について詳しくご紹介したいと思います。

 

ターナー症候群ってどんな病気?

ターナー症候群とは、女性にのみ発症する染色体異常の病気で、先天的に性染色体のうちX染色体の一方が、全てまたは一部が欠けていたり、変化していたりすることによって症状があらわれるといわれています。

 

その発症率は、先天疾患の中では比較的高い部類に入り、近年の統計によると、平均で約2000〜2500人の女性に一人の割合で発症するのだとか。

 

しかし一説によると、その割合で発症するものの、そのうち約9割が流産となり出産に至らないという数字も出ていますので、実際のところは出生児1000人に対し1人という割合かも知れません。
いずれにせよ、現在の日本では、ターナー症候群と診断されている方は、4万人ほどいらっしゃるそうです。

 

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このターナー症候群の患者にみられる身体的な特徴と言えば、耳の形が尖っている、首から肩にかけての皮膚が大きくたるんでいる、顎が小さいなどが挙げられます。
また生まれた時には手足の甲がむくんでることが多いと言います。

 

他にもターナー症候群によって、手足や体の一部に変化が見られることがありますが、その程度は人によって異なり、中にはほとんど解らないような場合もあるそうです。

 

しかしほとんどの患者に共通するのが低身長であるとのこと。
甲状腺ホルモンの働きが弱く、子供の成長に大きく影響してくるのだそうです。

 

ターナー症候群でも身長を伸ばすことはできる?

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ターナー症候群の患者の身長は、治療を受けなかった場合の成人後の平均値が135p前後と、一般的な成人女性と比べても非常に低いのが特徴です。

 

原因としては、成長ホルモンの分泌が少ないため、骨の形成、成長率が弱いと考えられていますね。

 

 

しかし適切にホルモン治療を行えば,150p以上になる人も少なくないそうです。

 

実際、日本ではホルモン治療を行った場合の平均身長は147.8pと、その平均値が大きく改善されています。

 

つまり、適切な治療を受けることである程度身長を伸ばすことは可能とのこと。

 

その為にも、早期発見が重要となりますので、親御さんがお子さんの成長を見守っている中で「おかしいかも?」と思ったら速やかに医療機関に相談した方がいいですね。

 

 

それにターナー症候群は、低身長の原因となるだけでなく、さまざまな合併症を引き起こす可能性もあります。
骨粗しょう症といった骨の障害や、中耳炎や難聴、腎臓機能の低下、甲状腺障害、心臓血管系の障害などがそれですね(>_<)

 

いずれも健やかな成長の妨げになるものです。

 

染色体異常よる先天性疾患は根治が難しいものの、先にも触れたように、早期に発見すれば適切な治療で症状を抑えることができますので、少しでも不安がある場合は、放置せずに早めに病院を受診し、まずは医師に相談してみましょう(#^.^#)。