SGA性低身長症|成長曲線との関係は?見分けるポイントは?

SGA性低身長症という病気をご存知でしょうか?
一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、この疾患も低身長の原因の一つです。

 

SGAとは、英語の「Small‐for‐Gestational Age」の略。
生まれたときの大きさが、お母さんのお腹の中にいた期間(在胎週数)に応じた標準身長・体重よりも小さいという意味なのだそうです。

 

満期で生まれたにも関わらず、平均的な背丈や体重よりも小さく生まれた場合、このSGA性低身長症になる可能性が考えられるようですね。

 

赤ちゃん

 

なぜ、このSGA性低身長症が問題なのかというと、SGA性低身長症の子供は、成人になっても背が低いことが予想されるだけでなく、成人してから、肥満や高血圧、糖尿病などといった「生活習慣病」になるリスクも高くなるといわれているから。

 

治療を行なうことでこうした事態が避けられることから、SGA性低身長症に該当するのかどうかは見極める必要があるのです。

 

SGA性低身長症の症状とは?

SGAとは、簡単に言うと、お母さんのお腹の中にいる期間中にその期間に応じたサイズが標準よりも小さいことを指すわけですが、これに該当するのかどうかを判断するには、子供の成長過程を成長曲線に照らし合わせてチェックする必要があります。

 

成長曲線

 

子供の身長と体重が100人中小さいほうから10番目以内に入る場合、該当するかどうかが心配されるわけですが、そういった子供の多くは、2歳から3歳頃には周囲の成長に追いつき、身長も問題なく伸びていきます。

 

しかし、中には3歳前後になっても成長が周りに追いつかないケースがあるのです。
その場合、それはSGA性低身長症の可能性があると判断されるようです。

 

SGA性低身長症の治療とは?またその効果とは?

SGA性低身長症と診断された場合、その治療には、主に骨の成長を促して身長を伸ばす効果の期待できる成長ホルモンによる治療が行われます。
早期に診断が下され子供のうちにこの治療を始めると、1年目で急速に伸び始めるそうです。

 

 

そして次第にその伸び方が緩やかになり、思春期ごろになって骨の成長が止まるまでホルモンの投与が続けられます。

 

とても効果の高いとされる治療方法ですが、成長期を過ぎるとあまり効果が得られなくなってしまうため、身長を伸ばすためには子供のうちからの治療が重要です。

 

docter

 

SGA性低身長症は長期の治療が必要となるため、費用面での負担も大きい病気ですが、日本では2008年から「成長ホルモン治療」が保険適用になりました。

 

ただし、成長ホルモン治療を開始するためには、次のような細かい規定があるので、受診の際にはよく確認するようにしましょう(#^.^#)

 

  • 年齢が3歳以上であること
  • 現時点での成長率SDスコアが0SD未満であること
  • 現時点での身長SDスコアが?2.5SD未満であること

 

この疾患は早めに治療を開始することで克服できる可能性も大きくなりますので、お子さんの成長が気になる場合は、まずは病院で相談してみることをおすすめします。