成長ホルモン ストレス|成長期のストレスとホルモン分泌量の関係は?

ストレス社会とも言われるほど、現代は様々な要因によりストレスを多くの人が感じています。
これは大人に限ったことではなく、子どもも色々なストレスを感じています。

 

しかし、このストレスはなかなかの曲者です(>_<)
成長期である子どもは心身ともに健康な状態で暮らすことが大切であり、ストレスは身体の成長にも影響を及ぼしてしまうのです。

 

ストレス

 

ストレスの多い子供は成長ホルモンの分泌量が減る!?

成長期にあたる小学生から中学生、そして高校生の頃に受けるストレスは、成長ホルモンの分泌に悪い影響を与え、分泌量が減少するといわれています。

 

成長ホルモンには様々な働きがありますが、成長期であるこの年代の子どもにとって成長ホルモンの分泌の減少は、身長の伸びに深く関係してきます。

 

成長ホルモンは、脳から出た指令を受けて下垂体から分泌されるホルモンの一種。
成長期に多く分泌され、骨を伸ばす、筋肉を発達させるという身体の成長に大きく関わりのある働きがあります。

 

その成長ホルモンの分泌量が減るということは、身長の伸びが阻害されるということを意味します。

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また、成長以外にも代謝を促す働きもあり、健康維持にも役立っています。

 

成長期が終わった後も分泌量は減るものの、成長ホルモンは分泌され続け代謝を促進する役割を果たします。

 

思春期を迎えるまでの成長期(男子18歳、女子16歳頃まで)は、成長ホルモンの分泌を妨げないように注意をする必要があります。
具体的には「食事」、「睡眠」、「運動」、そして「ストレス」に気をつける必要がありますね。

 

ストレスが成長ホルモンの分泌を阻害する仕組み

成長ホルモンが分泌されると骨の両端部分にある「骨端線」と呼ばれる軟骨組織に働きかけ、軟骨の増殖が促されます。
そしてその軟骨が硬い骨となり、身長が伸びるのです。

 

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しかし、過度のストレスがかかると、その影響で自律神経が乱れる為、下垂体に影響が出て成長ホルモンの分泌が減少します。

 

成長ホルモンの分泌が低下すると必然的に身長の伸びが悪くなりますので、この状態はできるだけ避けたいということになりますね。

 

また、ストレスを感じている状態の時は食欲が落ちたり、眠りが浅くなったりします。
子どもも大人と同様にこのような状態になるので、これもまたストレスによる成長の妨げと言えるでしょう。

 

女性

 

さらに、ストレスを多く抱えた状態が続くと成長ホルモンを阻害する成分が多く分泌され、成長ホルモンやほかの成長に関わる成分の分泌を阻害して骨の伸びを阻止します。

 

また、強いストレスを感じている時は体内のカルシウムの消費量が増加することもわかっています。
カルシウムは骨の形成に必要であり、不足するとしっかりとした骨を作ることが難しくなります。

 

ストレスは子供の精神面にも深刻な影響を及ぼす

子どもがストレスを感じると、様々な症状が現れます。免疫力の低下により病気になりやすくなったり、気分が沈みがちなために下向き加減な姿勢をしていると猫背にもなります。

 

また、精神的にも不安定な状態になり、感情のコントロールが上手くいかなくなってキレやすくなったり、突然泣き出したりというようなこともあります。

 

先ほど触れた食事や睡眠障害のほかにも、このように成長を妨げる多くの要因がストレスには隠されているのです。

 

母と子供

 

子どもの心はデリケートであり、もしこのような症状がみられる場合はストレスを軽減したり、改善できるよう親や周りの大人が気遣うことが大切です。
身体的ストレス、精神的ストレスともに、原因を探し出し、生活の改善をおこなうことで成長ホルモンは正常に分泌されるようになります。

 

大人からしてみたら些細なことと思う内容でも、子どもは真剣に悩み、ストレスを感じているものです。心身ともに健康的に暮らせるよう、どんなことでも相談できるような環境作りや家庭を心休まるものとすることが大切です。

 

ストレスと身長の伸びの関係について、ご家庭でお話しするのもいいかもしれませんね(#^.^#)

 

睡眠ストレスも成長ホルモンの分泌量に影響する!

成長ホルモンは寝ている時に最も多く分泌されています。

 

故に、十分な睡眠時間とより良い眠りは成長ホルモンを豊富に分泌するためにとても重要です。
何らかの原因で睡眠時間や深い眠りが妨げられ、睡眠ストレスを抱えてしまうと成長ホルモンの分泌に悪い影響を与えます。

 

睡眠

 

成長期には小学生は9〜10時間、中学生、高校生では7〜8時間の睡眠時間が理想的です。

 

しかし、近年ではゲームやスマートフォンの利用により睡眠不足が低年齢化しており問題となっています。
深夜を過ぎてもスマートフォンでのSNSやゲームなどに夢中になってしまうこともあり、特に成長期の子どもは寝不足や集中力散漫などのデメリット以外にも身長の伸びが促進されないというデメリットもあるため、親としても注意したいところですね。

 

 

また、睡眠ストレスは睡眠時間不足だけではありません。
より良い睡眠を得ると言うことが大切です。

 

成長ホルモンは寝ている間に豊富に分泌されるとご紹介しましたが、特に眠り始めの3時間の間に豊富に分泌されることがわかっています。

 

つまり、横になってスムーズに眠りにつき、ぐっすりと質のよい眠りをすることでより多くの成長ホルモン分泌を促すことができるのです。

 

睡眠ストレスを抱えないために、質の良い眠りを妨げたり、スムーズに眠る状態を阻止する行動は避けた方がよいでしょう。
具体的には下記のような点について注意をしてみましょう。

 

 

安心して眠れる環境作り

子どもが安心して眠りにつける環境を整えましょう。起きている時と同じ明るさの部屋ではスムーズに眠りにつくことができません。
暗い寝室を嫌がる場合は豆電球の明かりや足元に優しい光のダウンライトを置くなど、不安な気持ちにならずに眠れるような工夫をしましょう。

 

 

就寝前はブルーライトを浴びない

テレビやパソコン、スマートフォンなどによって浴びるブルーライトは交感神経優位となり、刺激や興奮を与えます。

 

就寝前はリラックスできるようにし、副交換神経優位な状態から眠りにつくとより多くの成長ホルモンが分泌されます。
ベッドにスマートフォンを持ちこんで眠りにつく寸前まで触っていたり、操作しながら寝てしまうというようなことのないよう気をつけましょう。

 

 

夜更かしをしない

眠りのゴールデンタイムは22時から深夜2時の4時間であると言われます。

 

22時に眠りにつかないと成長ホルモンの分泌量が減ってしまうと言うわけではありませんが、このゴールデンタイムの時間帯の間に眠りにつきたいものです。

 

 

枕や布団などの寝具を好みの状態に整える

枕の高さや布団の重さなどは大人に合わせていると、子どもが不快に思うこともあります。

 

寝具などの眠りの環境が不快であることは睡眠ストレスにつながります。
ちょうどよい高さや重さの好みを聞いてみるのもよいでしょう。

 

 

眠りにつく前に間食や食事をしない

就寝前に間食や食事を摂ると横になってからも消化器官が働いていることになり、ぐっすりとした眠りが得られません。
出来れば就寝時間前2時間を切ったら、胃に食べ物を入れないようにしましょう。

 

 

 

以上のように、眠りの質を下げないような工夫をし、十分な睡眠時間を確保することで睡眠ストレスは解消されます。
成長ホルモンの分泌を豊富に促し、心身ともに成長するために今一度お子さまの眠りについて確認をしてみましょう。

 

 

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