クレチン病|早期発見と早期治療で低身長の障害を残さない!

成長期の子供が健康に身体を大きくしていくためには、成長ホルモンが重要視されますが、実は他にも必要不可欠なホルモンはあります。
それは甲状腺ホルモンです。

 

故に、その甲状腺機能に疾患がある場合は、身長は思うように伸びませんし、そもそも甲状腺が代謝に関わる重要器官であることから、それ以外にも障害が出てしまいます(>_<)

 

だから、甲状腺の機能低下については、早期に疾患を発見し治療に入る必要があるのです。

 

甲状腺機能疾患「クレチン病」とは?

甲状腺の機能低下がみられる疾患には、生まれつきのものも含め幼少期に発症する先天性甲状腺機能低下症と、小学生以降に発症する後天性甲状腺機能低下症があります。

 

クレチン病とは、このうちの先天性のものを指し、低身長や記憶力の低下などといった子供の発達障害を招く恐れのある難病なのです(>_<)

 

つまり、クレチン病は単に低身長で困る・・・という次元ではなく、骨の発達に関わるほか、知的障害も残ってしまうことになるということ。
それだけに、早期発見と早期治療がかなり重要となります。

 

きちんと理解しておけば、生後1カ月ごろにはクレチン病であることを発見し、即治療を開始することで心身に障害を残すことなく成長させることができますので、クレチン病にはどのような症状があるのか、確認しておきましょう。

 

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クレチン病の主な症状とは?

クレチン病の症状は、生まれてすぐの新生児の頃から見られるといわれており、幼児期にかけて次のような特徴があらわれるようです。

 

《新生児》

  • 黄疸がなかなか治まらない
  • 母乳の飲みが悪く体重がなかなか増えない

 

《幼児期》

  • 平均よりも身長が低い
  • 手足、そして特に指が短い
  • まぶたが腫れぼったく鼻が低い
  • 常に口を開けており、大きく舌を出していることが多い
  • カエル腹といわれるほどお腹が膨れている
  • 他の子より動き回ることが少なくおとなしい
  • 体温が低めであまり汗をかかない

このように、生まれつき甲状腺機能の働きが弱いクレチン病の場合、赤ちゃんのうちにも行動や様子に特徴が現れます。
別のケースでは、1歳頃になってもおもちゃや人に興味を示さない場合もあるといわれており、かなり特徴的な症状を表しますね。

 

子供

 

クレチン病の原因とは?

このようなクレチン病は、生まれつき甲状腺機能に問題があることが原因で発症します。
具体的には、次の3つのケースが考えられるようですね。

 

  1. もともと甲状腺が存在していない
  2. 通常、喉仏あたりにあるはずの甲状腺が正しい位置にない
  3. 甲状腺ホルモンの分泌を促す甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌が悪い

 

どうしてこのような甲状腺の機能異常が起こってしまうのかはまだ分かっていないそうですが、一つには甲状腺の病気にはヨウ素が深く関わっているということから、妊娠中の過剰摂取が原因ではないかと言われているとか。

 

ヨウ素はワカメやコンブなど、海藻類に多く含まれる栄養成分で、出汁を多く使う日本人の食事には比較的多く含まれているようです。

 

サプリ

 

普通に食べている範囲でこのような異常事態を引き起こす過剰摂取になるとは考えにくいようですが、サプリを多用している場合はあり得るかも知れませんので、妊娠中は特に過剰摂取にならないように注意する必要がありますね。

 

 

いずれにせよ、病気の克服には早期発見が重要となりますので、おかしいと感じたら一度病院で診てもらうことをおすすめします。